目次
基本情報
- 都道府県：大阪府
- 学校名：上宮高等学校
- 活動年月：2023年4月〜2024年3月
- 所属団体名：生徒自治会
- 記入代表者：長尾一成
活動タイトル
“つながり”を原動力に、学校全体がつながるための学校革命
活動概要（背景・目的）
上宮高等学校の生徒自治会では、従来の生徒会活動が形骸化し、そもそもの生徒自治活動と生徒の声が学校へ届きにくい状況が続いていました。文化祭も教員主導で、「してはいけないこと」の内容が多く、生徒の創意工夫が反映されにくいという課題を抱えていました。私たちは「つながり～広く強くwith法然～」をテーマに、生徒会Instagram設立、生徒自治会会則の制定、選挙制度の改革、文化祭実行委員会の設立などを通じて、生徒の想いが学校を動かす仕組みづくりに取り組みました。
活動の特徴・工夫した点
- Instagram設立とDM相談窓口化
- iPad管理体制の構築（体育大会）
- 文化祭実行委員会（企画運営部・デザイン部）の新設
- 校則緩和（防寒具・服装の見直し）
- 選挙管理委員会の設置による選挙制度改革
- 文書整備、マニュアル化による運営効率化
実現できたこと
■ 情報発信・ICT活用
- 生徒自治会公式Instagramの設立：活動の可視化とDMでの意見収集を実施。
- 体育大会でのiPad導入：生徒会主導で管理・撮影・報告書作成を担当。
■ 文化祭関連
- 実行委員会の新設と2部署体制：企画運営部・デザイン部を設置し全校的な連携を実現。
- スタンプラリーの導入：文化部の参加者増加を促進。
- フォトスポットとGoogleアルバムの運用：定点撮影と限定公開で思い出共有。
- 申請・注意文書の体系化：備品・衛生・動画放映などの申請手続を標準化。
- ランキング制度の導入：売上・黒字率で評価し、来年への意欲を醸成。
■ 生徒会関連
- 会則の制定：意思決定ルール、議会制度、除名規定などを明文化。
- 選挙管理委員会の設置：透明性ある選挙運営を生徒主体で実現。
- 防寒具の校則改正：マフラーの自由化を交渉により実現。
実現できなかったこと
- 顧問・教員体制の見直しには至らず、制度改革に限界あり。
- 一部の要望（スヌード解禁・装飾制限緩和など）は実現不可。
組織について
■ 組織体制
- 生徒自治会役員：会長１名、副会長２名、役員９名
- 文化祭実行委員：約２０名（企画運営部・デザイン部）
■ 任命方式
- 役員：立候補＋全校選挙制（生徒会顧問が管理する体制）
- 委員：希望制
■ 顧問・学校との関係
評価：1点
生徒の声を学校へ届ける仕組みづくりに対して、顧問の理解と支援は全くありませんでした。制度上の制限や教員側の慎重姿勢によって、生徒側からの提案が停滞する場面も多く、十分な連携体制を築くことは困難でした。それでも私たちは、生徒自身の手でできる改革に注力し、自律的な運営体制の確立と新しい文化の創出に尽力しました。 「生徒会役員」と「顧問/学校」の信頼に基づく協働関係の再構築が今後、必要であると考えています。
活動資料一覧
生徒自治会の取り組みを示す公式文書・企画書・ガイドライン類です。クリックで閲覧・ダウンロード可能です。
■リンク
・上宮高校生徒会Instagram
・生徒会紹介動画
■文化祭関連資料
・文化祭実行委員会についての企画書
・文化祭実行委員会＿各部について
・文化祭実行委員会_質疑応答
・クラス委員への説明資料
・アンケート結果
■体育大会資料
・iPad使用について
■校則改善・生徒会制度改革資料
・校長先生との会議
・マフラー改正
・生徒自治会会則
■ガイドライン
・生徒会ポスト、InstagramのDMについてのガイドライン
